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すきなひとすきなことすきなときすきにかく

 SHINOBI


SHINOBI」鑑賞。
素敵なキャストのプチ情報。


○伊賀/鍔隠れ
仲間由紀恵(朧)/破幻の瞳
沢尻エリカ(蛍火)/毒蛾
坂口拓(夜叉丸)/黒糸
伊藤俊(蓑念鬼)/鍵爪
椎名桔平薬師寺天膳)/円月輪・不死


甲賀/卍谷
オダギリジョー甲賀弦之介)/慧眼の術
黒谷友香(陽炎)/猛毒
虎牙光輝(筑摩小四郎)/棒手裏剣・鎖鎌
木下ほうか(如月左衛門)/姿を変える術
升毅(室賀豹馬)/盲目・式占盤星読み


まずは、恐ろしい程の仲間さんの美しさ。
綺麗すぎてため息しか出ない。
朧の瞳が怪しく光ったときのCGがスゴい。
瞳だけで演じられる女優さんだなーと改めて実感。


沢尻さんは本当にかわいらしい。
朧を慕い、命をかける蛍火を好演。
激しい戦闘シーンが多い中、
朧と蛍火が菓子を食べ、
微笑みあうシーンが救われるところ。


夜叉丸のシーンは、スピードと美しさに釘付け。
坂口さんは、格闘技にも精通しているとのことで、
戦闘シーンはその実力に裏打ちされたものだから、
あれだけの迫力を生んだのかなーと思う。


蓑念鬼はあっけなくてもったいない。
もう少し、持ち合わせた強さだとか、
言葉をしゃべらない真意だとか、
隠し持った忠誠心を表現して欲しかった。


椎名さんの冷たい感じがする瞳が、
天膳の冷たさをよりいっそう強くしている感じがした。
戦っているのは敵ではなく、不死の己。
最後の台詞「終わらせてくれ。」というのが印象的。


朧が静なら弦之介は動。
運命に立ち向かおうとする強さ。
愛する人、大切な里を守る為に選んだ切ない道。
オダギリジョーという人は、佇まいが完璧。
迷いのある瞳に光が走ったとき、鳥肌が立った。


朧の美しさとは正反対の美しさ、陽炎。
黒谷さん、はまり役。
一見、遊女のようなゆらゆらとした雰囲気を出しつつも、
実は、心の奥底にしまっている愛情。
冷たい外見とは裏腹に、暖かい心。


戦うことでしか生きられない、筑摩小四郎。
平和を望む弦之介に対し、あくまでも戦闘を望む。
真っ直ぐな心と里への忠義心が眩しく、
それだけに、叫ぶ最期が切なかった。


如月左衛門、死して初めて本来の顔が。
それまでの風貌が恐ろしくて、背筋がぞぞぞ。


室賀豹馬、ものすごく強そうな雰囲気出しつつも、
意外とだったりするから、升さんで正解。
どんな役をやっても、人柄が出てしまうのか、
完璧な悪役には見えない。
人間っぽい。


一通り、ステキキャラをゆるりと思い出してみたけど、
時代劇風、激しい戦闘シーン、綺麗なお姉さん、
ほんのりラブとかいう映画が猛烈に好きらしい。


忘れちゃいけないのが、印象的な空。
何回美しい空が映ったかは忘れてしまったけど、
朧と弦之介が対峙するシーンの空が一番好きだった気が。
二人のこれからがどうなるかっていうのが、
うっすら判ってしまうようで。


愛する人の為に死ぬのが正しいのか、
愛する人と共に死ぬのが正しいのか、
愛する人と自分の為に全てを犠牲にするのが正しいのか、
何が正しいかは判らないけれど、
ワタシだったら、生きるも死ぬも一緒がいい。
寂しいのは苦手だもの。