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すきなひとすきなことすきなときすきにかく

Coward (初回盤DVD付)

Coward (初回盤DVD付)

Coward (通常盤)

Coward (通常盤)


聴き込み完了。
読み込みは不完全。
それがワタシ流?


文句なしでカッコイイ。
ゆらゆら泳いでいるんじゃなくて、
実はするりと泳いでいるのではないかと。
それがエンドリと剛さんの接点であるのならば、
これ程美しいことはないのではなかろうか。

  • 故意


前奏からのイメージをサビで覆されるのが気持ちいい。
丁寧に説明されるような詞であるようで、
実は読んでも読んでも読めなくて、苦しくなる。


剛さんの愛してるは深すぎて、
ちっぽけな私には理解なんて出来ないのかも。


緩めに聴き始めると、後で痛い思いをする。
簡単ではない感情。
特に、母の為に〜のフレーズで胸が締め付けられ、
体の真ん中がじわりと疼く。
その疼きはマイナスな感情を生むものではなくて、
懐かしさや母への複雑な感情が蘇ってきて、
自分がここに居るという奇跡を神に感謝しなくては、と
本気で思ってしまう。

  • 闇喰いWind


ギターの音が気持ちいい。
スピード感を感じさせるのは、単純にリズムだけではなく、
音程を完璧に取らないで、若干揺れさせているお陰も?
テンションが上がる楽曲。

  • a happy love word


ずっしりと重いテーマを更に重いサウンドに乗せるあたり、
確信犯というか、自信家というか。
信念がないとこういった音楽は作れないのでは。

  • 16


答えはいつもある訳ではなくて、
辿り着けるかさえも判らなくて。
あっちとこっちでゆらゆら揺れてる。
私の半分が激しく共感し、
残った半分が苛立つ。


あたし、一人しかいないのよ。

  • Chance Comes Knocking.


上へ上へな音。
テクニックが求められるのは、聴く側も?
黙っててもハートは熱くなる。
一緒に叫ぶわ。

  • 御伽噺


遊び心いっぱい。
その後ろで、ホーンセクションが難しいことやってたりして。
油断していると、骨太な音にやられる。

  • Six Pack


どーんと構えて、強がって。
恋に脅えているのは、みんな一緒よ。
テンポが気持ちいいから、
詞の世界もすんなり入ってくる。


黙って聴けと。
目を瞑って、情景を浮かべればいい。
涙が出る程震える。

  • Coward


臆病なのは、私。


全体的に弦と管のイメージが強いアルバムだと感じていたから、
鍵盤の音にグッとくる。
難しい楽曲。


勝手な生き物でごめんなさい。


コード進行苦手な感じだったのに、
聴けば聴く程好きになっていく楽曲。
愛と人生って壮大なテーマを詠うことは、
剛さんにとっては息をすることと同じくらい普通のことで、
鈍感な私は、いろいろなことを気付かされる。
気負いすぎな自分が恥ずかしくなる。
想っていることをほんの少しでも詠えたら、
私にも光が舞い降りてくるだろうか。


今、最大限に惚れ込んでいる人と、
15年以上も前に惚れて惚れて、
真似して詠い込んだ人が共に音を連ねる奇跡。
感謝。





いよいよ、今日。
逢いたくて仕方がなかった人に逢いに行く。
心の真ん中で繋がってきたい。
その少しだけ歪な愛情の欠片を拾ってきたい。


そして、そっと、私の愛情も置いてこよう。