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天使の卵―エンジェルス・エッグ (集英社文庫)

天使の卵―エンジェルス・エッグ (集英社文庫)


映画の予習ってことで、
主要3キャストの顔を思い浮かべながら読み進める。
まだ見ぬ映像美が見える錯覚。
きっと、小西さんは予想以上の美しさなんだろうと、
勝手に思ってしまう。


ふんわりとした感じとは裏腹な意志の強さ。
彼女を見ていると、凛々しい姿に見とれてしまう。
春妃と見事に重なる。


語らぬ美しさへの憧れ。


美しいものを前にした途端、
自分の醜さを思い知ることになる。
そして恐れ、震えて、すくんでしまう。
歩太の心が自分と近いところにあるから、
物語の中に迷い込んでしまいそうになった。


物語の本筋とは違うけれど、
ワタシが激しく共感したのは、この一節。


「やっと楽になれたんだと思う。」


本音はいつだって自分勝手で、
美しさとは遠いところに存在しているけれど、
今までも、今も、これからも変えられない弱さだから。


愛すべき、ワタシの弱さだから。