transparency(仮)

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 天使の卵


天使の卵*1鑑賞。


小西さんは、やっぱり綺麗。
声のトーンが、シーンによって違うから、
ドキッとしてしまった。
思わず守ってあげたくなるイメージなのに、
真ん中に折れないものを持ってる人。
瞳の強さが素晴らしい。


市原くんは、苦悩する青年を演じると上手いなぁ。
台詞の言い回しは好き嫌いがはっきりすると思うけど、
あの雰囲気はそう簡単には出てこないと思う。
春妃を抱きしめたり、掴んでいるシーンの指には、
ちょっとやられてしまった。
本当に愛しそうに触るのね。


沢尻さんは、声が好きすぎて。
色っぽい声。
メイクによってかなり雰囲気が変わってくるのは、
演者として武器になるよね。
作品内の4年という時の流れは彼女から感じることが出来たもの。


内容としては、原作を読んでいて、
ワタシの心にすっと入り込んできた台詞がなかったから、
少々がっかり。
でもね、紅葉の赤が本当に美しかった。
映像を観ていて、鮮やかな色彩を発見すると、
それだけでテンションが上がる。


そして、「光と陰」という言葉に、
ちょっとくらくらした。


人間誰しも「光と陰」って持ち合わせているような気がするけど、
それを外に向かって表現する時に、どちらの割合が多くなるかで、
印象は大きく変わってくると思う。
悲しいかな、ワタシは「光」の部分を上手く出せない。
出せないと言うか、出す勇気がない。
今までずっと、「陰」の部分を出すことによって、
恐らく同情をひいていたんだと思う。
興味を持ってもらえるような特技がある訳でもなく、
笑う要素とはほぼ無縁の思考回路で、
悲劇のヒロインを気取るのが趣味で。


でも、最近、ちょっと変わってきた自分がいる。
苦労話はほどほどに、エグイ話は排除して、
頑張らなくてもニコニコしていられるようになった。
気に入られよう、好きになって欲しいという、
無駄な気合い入れをしなくなったら、本当に楽になった。
そんな自分がちょっと好きになった。


本質は変わっていないと思う。
それでも、「愛には愛を」の精神で。
「光と陰」を上手に共存させてゆけたら、
もっと明日が楽しみになれるんだろう。


たとえ「卵」がフェイクだったとしても、
それを大切に抱えたまま、
ありがとうとごめんなさいを言える人でありたい。