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 となり町戦争


「となり町戦争」*1鑑賞。


こんなにも悶々としてしまう作品に出会ったのは久しぶりだったような気が。


いつもと変わらない日常の裏で戦争が行われており、
毎日死者が増えている事実をなかなか受け止められないのは普通のことで、
自分に降りかからない出来事と言うのは、起こっていないも同然で、
いろいろなことに対して無関心なワタシは、
この主人公とシンクロする部分が多すぎて、ちょっと背筋が寒くなる。


江口さん*2と原田さん*3の組み合わせっていうのも淡泊で、
余計に怖さが増えてゆく。
強烈なキャラクターを演じていた余さん*4には、感服。


で、悶々とし過ぎた中でも萌えはしっかりと供給。
顔にはピースマークのペインティングで、戦闘服を身に纏う瑛太ですよ。
ライト付のヘルメットとか、どうしたら?というくらい萌えますよ。
江口さんを救出したシーンなんて、デカイ男がふたり並ぶ図に、
ゾクゾクしてしまいましたよ。
そうそう、「アネキ」呼びにクラクラしましたよ。
短い登場時間だったけど、大満足ですよ。


刺されはしなかったし、血も流れなかったけど、
あの日戦争の真っ直中にいたワタシ。
あ、そっか、設置されていた地雷を踏みまくっていたんだ、と
思い出し笑いをしてしまった。


実は自分のすぐ側にある戦争。
戦わない手段を探すのは、結構大変。
ほら、ワタシってばどうしようもなく不器用な人間だから。

*1:http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/tonarimachi/

*2:洋介さん

*3:知世さん

*4:貴美子さん