実花さんの作品らしい、ワクワクする色彩美でした。
普段、自分がどうしても切り取ることの出来ない色彩が、
スクリーンいっぱいに溢れていて、羨望と嫉妬が止まらなくて。
でも、自分の中の情熱がちょっとだけ、くすぐられてしまいます。
土屋さんの雰囲気っていうのは、台詞まわしの拙さを補いますね。
啖呵を切るには申し分のない声と強く光りを放つ瞳が美しくて。
実花さんの作り出す世界に負けない存在感でした。
迫力の女性陣ですが、菅野さん*2、木村さん*3の脱ぎっぷりに、
「ギョエー!!」となってしまって、ちっちゃく固まってしまいました。
いいの? ねぇ、いいの?って感じでした。
いやー、びっくりしました。
そして、憧れの夏木さん*4。
やっぱり、どうしようもなく格好良かったです。
どうしたらあんな感じで歳を重ねることが出来るのでしょう。
皺さえも美しいってどういう。
安藤くん*5、成宮くん、椎名さん*6の美にもゾクゾク。
もう綺麗な男の人には勝てません、骨抜きです。
そうそう、花屋の小栗くん。
出演しているなんて知らなかったので、
ラッキー!!と思いながらも、出演時間の短さに驚きました。
えぇ、もう終わりー?みたいな具合で。
ないものをあるように見せるより、
あるものをないように見せる方が、
確かに粋だとは思うけれど、さじ加減が難しいかな、と。
人は、いつでも美しい訳ではないから。