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すきなひとすきなことすきなときすきにかく

 情熱大陸 11/11


機嫌の悪い小栗旬がたいそう美しかったというのがはっきりと残る印象でした。器用な役者さんだと思ったのは、「Summer Snow」の時でした。あれから7年も経っているのですね。連続ドラマに出演すると、いつも心の優しい青年というイメージだった彼が、紫煙をくゆらし、「彼女が欲しい。」と呟く。そんな、年相応の振る舞いが、人間臭さを醸し、見ている側との距離を縮めるのかな、と少しだけ嬉しくなってみたり。とは言え、尋常ではないスケジュールをこなし、表ではさわやかな微笑を浮かべ、その裏では複雑に入り組んだ感情と戦うという状況には、溜息。簡単に壊れるようなら、その世界では生きていけないとは思えども、壊れてしまうくらいの繊細さも必要なのか、と役者としての彼には過剰な期待を寄せてしまいます。今時、どんな仕事でも受ける若手俳優というのも珍しいような気がするので、どうか潰れず、その道を進んで頂きたいと思います。次週も、気合を入れて鑑賞します。