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WE MAKE YOU/SEVENTEEN

5月30日発売のJAPAN 1ST MINI ALBUM「WE MAKE YOU」。待望の日本デビューということで、気合が入ったプロモーション(JAPAN 1ST MINI ALBUM 「WE MAKE YOU」プロモーション 3/14~5/29 - transparency
にこちらも気合が入りました。


WE MAKE YOU (初回限定盤A)


メンバーの髪色が全員奇抜ではないということが日本向けのように感じました。日本では初めましての人が多いでしょうから、爽やかでかっこいいところを押し出していくのかな、と。初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤、CARAT盤とどれもビジュアルが良くて、綺麗な人たちだなとあらためて。

Track Info

  1. CALL CALL CALL!
  2. HIGHLIGHT -Japanese ver.-
  3. Lean On Me -Japanese ver.-
  4. 20 -Japanese ver.-
  5. Love Letter -Japanese ver.-


1.CALL CALL CALL!
このアルバムのタイトル曲。「SEVENTEENのエナジーを確実にお届けできる曲」とウジが言っていた通り、彼らの勢いがそのまま伝わる楽曲です。「CARATが辛い時に僕たちに電話して!いつでも走っていくよ」という意味が込められているということで、韓国と日本、すぐには走っていけない距離だけど、それでも走っていきたいという想いが伝わってきますし、韓国語で書いた歌詞を日本の方と一緒に翻訳しながら「もっと良い単語は無いか」といっぱい悩んで研究したというエピソードも含め、どれだけの想いで日本デビューへの準備をしてくれたんだろう、とかっこいい楽曲なのにちょっとうるっとしてしまいます。イヤホンで聴いた時に初めて気が付いたのですが(カーステレオ、パソコン、テレビで聴いた時は気が付きませんでした)、ベースラインが相当かっこいいので、いいスピーカーやイヤホンをお持ちだったら、是非それらを通して聴いていただけたら、かっこよさがいっそう届くと思います。


2.HIGHLIGHT -Japanese ver.-
パフォーマンスチームの楽曲。SEVENTEENにハマりたての頃、動画をあれこれ観ている時に13人で披露しているコレオグラフィービデオに出合いました。ダンスの美しさに目が離せなくなり楽曲にも惚れました。13人バージョンの動画ばかり観ていたのですが、今回ようやくパフォーマンスチームのバージョンをじっくり聴くことに。聴いて真っ先に思ったのは、日本語の発音大変だっただろうなあということでした。韓国語を母国語とされている方は、ザ行やタ行の発音はザがジャになったり、タがッタに聴こえる場合が多く、彼らがいつから日本語を本格的に勉強したか私には分からないのですが、クリーンに歌えているところが多くて、これはすごく練習したんだろうなあと。あらためて歌詞を見て、音にギュッと言葉が詰まっているし、タ行多い!と彼らの挑戦にぐっときました。


3.Lean On Me -Japanese ver.-
ヒップホップチームの楽曲。SEVENTEENの楽曲名は韓国語表記、英語表記、日本のファンによるカタカナ表記が混在していて、「기대」「Lean On Me」「キデ」が同じ楽曲だと認識出来ていない状態で「SVT」コンサート*1のレポートを拾っている時に、「キデ」という楽曲が相当ヤバそうだという情報を得ていました。実際コンサートに参加する前に予習して、あれ、この楽曲知ってる「Lean On Me」だとなった訳ですが、韓国語をほとんど知らない私は、披露された日本語バージョンの歌詞に確かにこれはヤバイと思いました。「기대」は「頼って」とか「寄り掛かって」という意味なのですが、それを「来て」という日本語に置き換えたの天才か!と。意味は違うけれど、ラップ詞を書くことを得意とする彼らが韻を踏む日本語を選んだことによって、韓国語が分かる方が聴いても、日本語が分かる方が聴いても違和感がないというやさしさを感じました。何より、ゴリゴリのラップ曲を披露することが多いヒップホップチームがとんでもなく甘い声で「ねえ 来て 来て 来て」と歌う世界で落ちない人はいるんだろうか、と思います。(真顔)


4.20 -Japanese ver.-
ボーカルチームの楽曲。ボーカルチームはただ歌が上手いだけではなく、明るかったり、丸くやわらかかったり、音の響きが良かったり、楽曲によって雰囲気を変えてきてくれるので、明るい楽曲がより明るく温かく聴こえて気持ちいいです。掛け合いの小気味良さやコーラスの美しさが存分に堪能出来ます。


5.Love Letter -Japanese ver.-
初めて聴いたのは、「DIAMOND EDGE」コンサート*2WOWOWで放送されたのを観た時でした。その頃はハマりたてホヤホヤで、あ、日本語で歌う楽曲があるんだーという印象でしたが、SEVENTEENとCARATの関係性を徐々に知り、この楽曲は彼らからファンに届けられるラブレターなんだと思うと、「ギュッと抱きしめ 離さないからね」という歌詞が心に染み入ります。ジョンハンのソロパートがよくぞここのパートにしてくださった!ありがたや!ってくらいぴったりで、やわらかい声で歌い始めて、最後「想いが ここに」で声が強くなるの、本当に素晴らしいです。キュンとします。


タイトル曲が強さとスピード感を押し出している分、他の楽曲は軽やかさだったり、甘さだったり、爽やかさだったり、やさしさを届けてくれるように感じて、バランスがいいアルバムだなという印象です。日本人としては日本語の楽曲は特別ですし、日本の音楽番組や情報番組に出演してもらえることが嬉しくて仕方がないので、簡単ではないことがたくさんあると思いますし贅沢を承知で言いますが、また日本でリリースする機会があることを切に願います。

*1:2018年2月21日~3月7日開催

*2:2017年7月26日~27日開催