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SPARKS Vol.1

SPARKS(スパークス) Vol.1 (シンコー・ミュージックMOOK)


創刊号の表紙と巻頭特集約40ページで、見開き2ページにメンバーのソロショットと自筆のアンケート、チーム毎のインタービュー、ライブレポート、最後にソロのチェキ掲載と盛りだくさんな内容です。


まずメンバーのソロショットがとてもいい写り具合で見とれます。背景のブルーがとても好きな色味なので、余計に。自筆のアンケートの質問項目は、「名前」「練習生になって、音楽業界に入ろうとおもったきっかけ」「一度は共演したいアーティスト」「グループの中で、一番前向きで明るいメンバーとその理由」「日本で1日だけ自由時間があったら何をする」「たった一人で放浪の旅に出るチャンスがあったら、どこに行きたい、何をしたい」「自分の性格を3つの言葉で表現」「5年前の自分にかけてあげたい言葉」「ロマンティックな理想のクリスマスの過ごし方」でしたが、特に興味深かったのは、「自分の性格を3つの言葉で表現」という質問に対し、ジョンハンが「配慮。尊重。譲歩(笑)。」と回答したことでした。大人数で日々を暮らし、仕事をしている彼らにとって気持ちの安定とチームワークがとても大切で、誰かが引っ張り、誰かが折れ、誰かが纏めて、誰かが癒す、そんな支えあいがこの回答からも感じることが出来ました。何かの折に触れ、グループのお母さん的な存在であることを感じさせてくれるジョンハンですが、譲歩の後に"ㅋㅋㅋㅋ"(自筆での表記)と書いているところを見ると、無理せず譲歩出来ているのかなという印象ですし、俺いいことを言ってるってくすくす笑っているような雰囲気も感じ取れて、思わずこちらもくすくすしました。


チーム毎のインタビューで自分たちに必要だと思うことを「身体のケアや自己管理が重要」と回答したジョンハンですが、新米CARATの私が知っている限り、体調を大きくは崩さないし活動に支障が出る怪我もしないし、気持ちの波も大きな揺れはないし、言葉通り、自己管理が出来る人と言う印象です。誰でも代わりが出来る訳ではない仕事をしている人にとって、本当に重要なことなんだなあとあらためて思います。他にも「"体力"を除くすべての面で成長できた」とか「健康を学びます」とか、何でも卒なくこなせるジョンハンにとって、唯一の弱点のようなものが身体に関することなのかなあと思いました。彼が望むよう、心身ともに健やかであることを祈ります。


これからも絶対にこれだけは守って生きていこう、という自分のルール、決め事を聞かれ、「自分がSEVENTEENの一員であるという気持ち」とジョンハンが回答していたのにはグッと来ました。私は、永遠はないと思っているけれど、それでも、好きな人たちに永遠があったらいいなあと思っていて、出来る限りSEVENTEENSEVENTEENでい続けられますようにと思っています。ですから、「生きていく」という想いの中に「SEVENTEENの一員」でいる自分をジョンハンが思い描いていることが、私にとっては大きな希望となりました。


ライブレポートでは、「彼らが気の利いたユーモアの持ち主であることも伝わってくる」「変幻自在」など、私が彼らに抱いていたり、好きだと思っているところが綴られていて嬉しくなりました。


丁寧なインタビューを読んでいるだけでとても幸せな気持ちになるので、素敵な書籍を手に取れて良かったなあと思いました。またこのような機会に恵まれますように。