「フライ,ダディ,フライ」鑑賞。
キーワードは、色彩のコントラスト。
いや、岡田君の筋肉美ってとこか。
とても「東京タワー」と同じ時期に撮影していたとは思えない。
「東京タワー」における、繊細で今にも壊れてしまいそうな雰囲気が、
まさにハマり役だと確信していたけど、
今作における、内に秘めたる情熱と葛藤の表現も素晴らしい。
何より、美しい腕のラインに見とれる。
優雅に舞う輪郭が美しい。
本格的なバレエもいけそう。
低めの声にうっとりする。
「テヘって笑うなっ。」って台詞に打ち抜かれたし。
ほぼ不純な動機で鑑賞していたけど、
その他にもツボは満載。
走らされすぎの堤さん。
やっぱりカワエェ、松尾敏伸。
典型的なオジサマ像を見事に演じきってる、
ってか、存在自体がものすごい、
温水さん、徳井さん、神戸さん、大河内さん、田口さん、浅野さん。
上手にイッてた、須藤元気とか。
エンドロールで発見した、
ジュリーさんとかJストームだとか。
Jの息がかかっている作品は、田舎じゃ公開されないと思い込んでたから、
ちょっとだけ驚いた。
最後に思ったこと。
「刺されないように強くなりたい。」
同感だ。
言葉のナイフも痛いからね。
灰色の日常から、鮮やかな空色の明日へ飛びたい。