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すきなひとすきなことすきなときすきにかく

 音楽と人 142


買わなくては、と思ったのはその表紙のせい。


何が"らしい"のかは判らないけれど、
よく目にする剛さんは、いつも華やかな色を纏っていて、
憧れて、溜息ばかりの時間があった。


良き噂が気になって仕方なくて、探して見つけて。
そこに居たのは、無彩色を纏った剛さんで。
あぁ、これも新たなる勝負なのかなと思ってみたり。
にぎやかさが必要ない時もあるのかな、とも。


ビジュアルから入って、声に惚れて、
吐息さえも愛しくて。
でも、本当に好きなのは抱えている闇の部分?
ううん、隠している闇の部分?


さらけ出しているようで、実は違うんじゃないかと。


そんなことを考え出したら、ぐるぐるって回る。
どれもこれも本当の剛さんだと思うのに、
それをねじ曲げようとする自分が恐ろしい。
どうしてシンクロしたいと望むんだろう。
そこに居る人を見つめていればいい筈なのに。


キスとpHなら、ワタシもpHの方が気になるか、な。