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Holly Flow (幻冬舎文庫)

いつもは、亜美さん作品で共感出来るところを探して、自分の傷を少しだけ癒すという行為に耽るのですが、今作に関しては自分の傷に塩を塗るような、とにかく、痛さを感じつつ読み進めました。読み終わった後の疲労感は凄まじかったです。日常が平和なら平和程、フィクションの世界にグロさを求めてしまう傾向が強くなるようです。そういった点では、需要と供給ががっちり合っていた気がします。毎回思うことは一緒ですが、ワタシもあの鮮やかな色彩の中で生きることが出来たら、最高にハッピーなのに・・・と。