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すきなひとすきなことすきなときすきにかく

道頓堀よ、泣かせてくれ!DOCUMENTARY of NMB48

メンバーが60人弱もいるので、何人かにスポットを当てて切り取るしかないよなあというのが映画に対しての素直な感想ですが、彩ちゃん推しとしては、「耐えられへんわ、ホンマに」とステージの上で仰向けになり天井を見つめていた、あの瞬間の彩ちゃんの気持ちを想って心が痛かったです。頑張りがそのまま結果に繋がらない世界の残酷さを感じました。たまに見せる涙は、仲間のことを想ってる時が多かったかなあ、とその人柄にますます惚れたりして。あと、ダンスがかなり難しいと言われていたAKB48の楽曲で選抜になったけれど、目立ちにくいポジションになってしまったことを本当に悔しがっていて、ダンスが得意な人にこの仕打ちは何だ?とまた煮え繰り返したのですが、それを糧にして、その想いを違う形で悔しがっていた仲間に伝えていたシーンにぐっと来ました。心の動きを次に繋げられる人なんだなあと誇らしい気持ちに。


公開から2週間ほど過ぎてから観賞しましたが、20人くらいいた観客が客電が付くまで誰一人席を立たなくて、それがとても印象的でした。NMB48のことが本当に好きな人だけがここにいるんだなあと思えて嬉しかったです。普段、ひとりでキャッキャ言っているのが少し寂しかったりするので、心の中で勝手にご挨拶した自分がなかなか痛かったけれど、それも込みで良き時間を過ごせました。